設計・制作のポイント

素材の面取り省略によるサイクルタイム短縮

before

ギア(歯車)などの量産される焼結金属の加工品において、面相度 Ra0.8程度が求められる場合には、旋盤でも両頭研磨でも裏表の加工が必要となります。左図のように面取りがあるため、旋盤加工が裏表の2工程行わなければならなくなり、サイクルタイムが長くかかってしまうことになります。

after

素材の段階での面取りをなくすことで旋盤加工を表からの加工のみで行うことができるので、サイクルタイムを短くすることができます。また、面取りは加工中に行うことで、面取りの大きさが一定となり加工精度を向上させることにもつながります。

point

焼結金属(焼結合金・粉末冶金)は焼結による素材のムラが発生しがちです。そのため、素材段階にて面取りの成形を行うと面取りの精度のばらつきが起こってしまいます。もし、素材段階にて面取りの成形を行うのであれば、精度のばらつきを加味し、0.3mm程度の削り代を見込んでおくことが必要となります。

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