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アルミダイカスト
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設計・制作のポイント

嵌合部の公差見直しによる不具合発生の低減

before

スプロケットなどの焼結金属部品の嵌め合い箇所で、メス側の公差が+0.005~±0という公差指定の場合、オス側の部品が少しでもプラス側に振れてしまうと、部品同士をきっちりと嵌め合うことができなくなります。公差が厳しくなると加工時間が長くなるだけでなく、不具合のある部品は補修・再製作や破棄となるので、歩留りも悪くなります。

after

スプロケットのメス側の公差を+0.01~+0.015と変更することで、オス側の部品がプラス側の公差に振れてしまっても、部品同士の干渉を避けることができ、不良品の発生を抑えることができます。嵌合する部品の場合は、嵌め合い後のことを考慮した適切な公差を設けることで余計なロスを回避することが可能となります。

point

焼結金属(焼結合金・粉末冶金)加工部品はスプロケットやプーリーなどのように、他の部品との嵌め合いで使用されることが多くあります。その際、公差が厳しすぎる、もしくはプラスまたはマイナスに偏っていると不良品の発生が多くなります。嵌め合いとなることも想定し、設計段階から焼結金属部品の公差を設定する必要があります。

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