よくある質問
実際にお客様からいただく、焼結金属加工や軟磁性体加工に関する
ご質問と回答をご紹介しております。
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『焼結金属加工.COM』を運営している宮本製作所(茨城県・日立市)は、自動車・二輪・トラック・バスなどに使用される焼結金属(焼結合金、粉末冶金)の機械加工だけではなく、産業機械や建設機械業界に使用される油圧ポンプや油圧装置、流体機器に使用されるブロック・ソリッドやダイカストの切削加工も行っています。
(※ ダイカスト成形+切削加工の方がブロック・ソリッドからの削り出しに比べて歩留り改善、コストダウンにつなげられることもあるので、最適な加工方法を提案させて頂いています)油圧部品の部品としてはマニホールドブロック、ポンプケース、可動弁(可動バルブ)、固定弁(固定バルブ)などの製作実績があり、S45C、SCM435などの鋼材(調質材含む)やアルミなどの材料に対応しています。
マシニングセンターと旋盤を組み合わせえた『複合加工』、バリ発生のない『バリレス加工』、流体の漏れを無くすための溝加工である『ラビリンス加工』などの複雑加工も可能です。 -
はい、焼結金属加工.comでは、アルミダイキャスト部品の量産前試作から量産まで一貫して対応可能です。
当社では特にアルミダイキャスト部品の量産を得意としておりますが、量産を見込んで開発段階から当社にお願いいただけましたら、量産予定のアルミダイキャスト部品の加工可否の判断から、加工精度に関するご相談、加工方法のご提案、さらに測定方法の確立まで、ワンストップで対応いたします。
アルミダイキャスト部品の試作から量産まで一気通貫してお願いしたいとご検討されている方は、ぜひ焼結金属加工.comまでお問い合わせください。 -
アルミダイキャストの加工には、超硬やハイス、サーメット、ダイヤモンド工具にて加工いたします。
当社では、ハイスやサーメット製の工具は荒削り用に、超硬やダイヤモンド製の工具は仕上げ加工用に、それぞれ用途に応じて工具材質を使い分けております。また当社では、自社で工具を内製しておりますので、高精度なアルミダイキャスト部品を短いリードタイムで製造することができます。
アルミダイキャスト部品のことでお困りの方は、焼結金属加工.comを運営する宮本製作所までご相談ください。 -
はい、焼結金属加工.comを運営している宮本製作所では、アルミダイキャスト部品の加工から、加工後の面粗度測定まで対応しております。
測定機器に関しては、面粗さ測定器含め、様々な測定機器を保有しております。加工に関しては難易度が特別高くはありませんが、アルミダイキャスト部品に関しては巣と呼ばれる空孔が存在するため、どのように測定して精度保証するのか、という測定工程にもノウハウが必要となります。
当社では様々なアルミダイキャスト部品の試作から量産までをワンストップで製造してきた実績がございますので、測定に関するノウハウも社内にて蓄積しており、より高精度かつ安心してお使いいただけるアルミダイキャスト部品の製造を行っております。アルミダイキャスト部品の加工から測定までまとめてお願いしたいという方は、ぜひ宮本製作所までご相談ください。 -
アルミダイキャスト部品の加工においては、大きく3つの注意点があります。
①温度管理
②溶着対策
③検査体制
①温度管理:
アルミダイキャストは、材料の伸縮性が高いため、加工時の温度管理や、測定時の温度管理を徹底する必要があります。当社では20~25℃になるように測定室の温度管理を行っております。
②溶着対策:
アルミダイキャストの加工では溶着が発生しやすくなります。溶着が発生してしまうと、径が大きくなり、また切り粉の排出性が悪くなってしまいます。そのため当社では、切削工具に対してエアロラップという鏡面処理を施すことで、工具への溶着対策を行っております。
③検査体制:
巣や湯じわ等がダイキャストには付き物ですが、当社ではアルミダイキャスト部品に関するベテランスタッフがおりますので、お客様と取り決めた検査項目に乗っ取り、高品質な製品の納入体制を構築しております。
アルミダイキャスト部品の加工のことでお困りの方は、ぜひ焼結金属加工.comまでお問い合わせください。 -
ダイキャスト用アルミニウム合金としては、鋳造性と強度で両立している「ADC12」が主流となっています。鋳物用アルミニウム合金では、鋳造性のよい「AC4A」が主流となっています。ソリッドのアルミニウム合金では、2000番台が主流ですが、5000番台、6000番台でも対応実績はございます。特に2000番台は切削性にも優れていますので、切削効率以外にも表面の外観も良好ですので、外観を重要視される場合にもお勧めです。
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対応させていただきます。現在も、ご支給いただき加工のみ行うケースはございます。特に特殊形状の場合、お客様にて金型から設計・製作対応されてご支給いただくケースが多数ございます。弊社では、その特殊形状に合わせた、マシニング等の切削設備にあわせた固定用治具の設計・製作を行い、スピーディーなご提案が可能です。
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対応させていただきます。現在も、ご支給いただき加工のみ行うケースと、弊社で材料から調達して対応するケースの両方ともございます。ダイキャストで成型する場合には、金型設計から発生しますので、お客様との金型設計案についてはお打ち合わせで詳細をご相談しながら詰めて対応させていただきます。
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対応させていただきます。半導体設備向けのような高精度の加工を要求される製品向けに、弊社では、寸法や幾何公差を高精度に加工することを実現できる設備を導入しております。一度のチャックで複数面連続加工できることで穴径や各寸法のみならず、各面間の幾何公差まで高精度の仕上がりを実現します。弊社では、バニシングドリル等も自社内で設計・製造することができる装置もございますので、複雑な穴形状にも対応できます。
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承知いたしました。同軸度1/100自体は問題ございません。現在も、同レベルの精度での多数実績がございます。しかしながら、他の部位との関連性により難しいケースもでてきますので、見積時点で図面を確認させていただき、当該部位に関連する他の幾何公差や寸法精度との検証をさせていただき、図面上無理がないか等を協議させていただくこともございます。
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仕上げ加工として、研磨級精度のRa0.4程度まで対応実績がございますが、加工部位や加工方法により、前後する可能性もございますので、図面や試作にて確認させて頂く形となります。
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はい、製造対応可能です。実績レベルでも穴精度±0.005と同程度の公差で対応している製品は多数ございます。しかしながら、深さや径、段付き等の影響を受けるケースもありますので、懸念がある場合は、見積時にご相談させていただきます。更に厳しい公差で対応するケースもございますが、トライアル等で検証して十分な量産性を確認しながら移行しております。
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はい、製造対応可能です。複数面での厳しい幾何公差や寸法精度を満足させるために、対応可能な設備を用意しております。現在も、多数の納入実績がございますので、ご依頼ください。一度のチャックで複数面連続加工ができることで、高い精度の寸法精度と複数面に関連する幾何公差を満足する加工が可能となります。
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1ラインで2万個以上の生産実績のあるラインもございますが、加工度や加工性、精度、加工条件でタクトタイムは変わりますので、ご希望の数量と図面をご提示いただけましたら、工程設計を含め検討し、数量や仕様に合わせた弊社からのご提案をさせていただきます。数量が多い製品では、専用ラインにして、旋盤-マシニング-研磨機等をロボット等でつなぎ組み合わせた連続ラインにするケースやマシニングの多台持ち等により高い生産性を検討いたします。一方で、月数十個レベル、年数十個レベルでも対応できる工程も用意しております。