マイクロビッカース硬度測定による検査精度の向上
- お困りごと内容
- 硬度測定検査の硬度数値にバラつきがある…
- 目的
- 品質向上
Before
焼結金属品は成形品に空孔が多いため、硬度測定検査を行った際には硬度数値が低めに出てしまいます。そのため、焼結金属の硬さ測定においては適していない測定方法があります。また、素材によっては数値のばらつきも発生してしまうため、検査時間も長くかかってしまいます。
After
焼結金属品の硬度測定検査を行う場合には、マイクロビッカースにて空孔を除いた形で硬度測定を行うことで実際の硬度の測定を行うことができます。これにより、硬度数値のばらつきもなくなり、正確な値での硬度測定を行えます。
POINT
マイクロビッカースとは、硬度試験の試験力を約1kgf以下で測定したビッカース硬さとした硬度測定方法のことです。焼結金属(焼結合金・粉末冶金)のように空孔やくぼみが多い成形品や金属の硬度測定に適しており、マイクロビッカースを用いることで正確な硬度測定を行うことができます。